
実は危険がいっぱい!夏のトラブルからお客様の目を守るカウンセリング力を身に付ける!
今回は、夏に注意したい目のトラブルについて取り上げます。
夏はプールや海などに行く機会が増えると思いますが、紫外線そして感染症に注意が必要です。
紫外線は身体に必要な光線ではありますが、過剰にあたると目や皮膚に健康被害を及ぼすと言われています。強い紫外線に長時間当たると黒目・白目の炎症(角膜炎・結膜炎)が起こり、充血・ゴロゴロする・涙が増えるなどの症状が出ることがあります。軽いものであれば自然に治まりますが、炎症が強い場合には目薬での治療が必要になります。
夏場であれば誰にでも起こりうる症状のため、軽い方はあまり気にされていない可能性があります。このような症状のお客様がマツエクサロンに来店された場合見過ごしてしまう可能性があります。カウンセリングで「今の目の状態はどうか…」「違和感はないか…」等、よりしっかり聞き出す事が大切です。 お客様の目の状態によっては、目の安全のためにマツエクの施術をお断りする必要もあります。アイデザイナーにとって大切なのは、新規のお客様だけでなくリピーターの方にも来店時には毎回カウンセリングを行い、季節や環境による目のトラブルの可能性があるという事を理解しておくこと大切です。強い紫外線から目を守る対策としては紫外線カット率の高いサングラスやつばの広めの帽子がおすすめです。
また夏のプールでは、以前にこのコラムでもご紹介した結膜炎の原因となるアデノウイルスがいる可能性が高いです。感染すると結膜炎の症状以外に、咽頭結膜熱(プール熱)などと呼ばれる発熱・のどの痛みなどが伴います。なかなか予防は難しいのですが、ゴーグル使用・手洗い・消毒などをおすすめします。
せっかくの楽しい夏を、目のトラブルで台無しにしないように、アイデザイナーとしてお客様に適切なアドバイスができるような知識を身に付けましょう!
夏のトラブルから目を守る知識が身につく!セミナー・講座のご紹介
プールや海・汗からマツエクを守る!撥水効果バツグンのコーティング剤
著者紹介

院長秋山友紀子先生 日本眼科学会認定/眼科専門医
白金高輪駅前の白金眼科クリニックで院長を務める秋山先生。患者さま一人一人に分かりやすい説明を心がけ、理解・納得のうえで治療を進めるという信念は、患者さまからも安心して治療を受けられると評判です。そんな秋山先生が眼科医の立場から、安全にまつげエクステの施術を行うための情報やノウハウを教えてくださいます。